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エアリスが死んだ意味

多くのプレイヤーから「生存ルートを作ってほしい」という声が聞こえてくるエアリス。彼女はなぜ死ななければならなかったのでしょうか。

・話を面白くするため?

解体真書で野村氏がヒロインが死ぬという展開がまだない、そこでエアリスを死なせる案を提案したという話しがありました。この発言を目にしたプレイヤーが、そんなことで本当は生きているはずだったエアリスを殺すなんて可愛そうだ!と怒りをあらわにした時期もあったようです。

 

しかし、客観的に考えてみると主要人物の死は1作品として珍しいことではありません。

人の心を揺さぶる作品というのは「暴力(勝負)」「死」「性」これらが関連している作品が多くをしめるといいます。必ずしもそうとは言い切れませんが、作品を作る人間の立場からみればそれを取り入れた方がいいと判断することもあると思います。

 

結果としてエアリスの死はFF7における最も心に残るシーンとなって、プレイヤーの心に刻み込まれたのです。

・絶望を贈ろうか

次にストーリー的な意味で、エアリスが死んでしまった理由を考えてみます。

セフィロス(ジェノバ)はあそこでエアリスを殺さなくてもよかったんです。白マテリアさえポイッと捨ててしまえば。でもあえて刀で思いっきりぶっ刺して明らかに殺意がある感じで殺しました。そして、クラウドの方を見てドヤ顔(ニヤリとしてやったり顔)をします。

 

無印ではケットシーがセフィロスに会えるかどうか占ったとき「求めれば必ず会えます。でも最も大切なモノをなくします」と言っています。ACではセフィロスはクラウドに「おまえの大切なモノを奪う喜びをくれ」「最も大切なものは何だ」「絶望を贈ろうか」と聞いています。

ここから推測するに、セフィロスはクラウドをイジメるのが大好きなんですね。

クラウドの目の前でクラウドの大切な存在のエアリスをぶっ殺してやりたかったんだと推測します。で、絶望を贈りたかったんでしょう。なんでそんなにクラウドをいじめたいのかは知りませんが、セフィロスはクラウドに必要以上にドSすぎます。ニブルヘイムで不意打ちで背中からぶっ刺されたときの恨みかな?(急に雑な考察になってしまいすみませんwもっと詳細考察出来てる方がいたら教えてください(*‘ω‘ *))

・生き返らなかった

「生存ルートを作ってほしい」とはゲームにありがちな、最後に生き返るやつや、行動の選択肢によっては死ななくなるルートができることです。しかし、それがエアリスの場合はありませんでした。プレイし終わっても、エアリスは死んだまま、もう二度と会えないのです。ディスク1でしか生きているエアリスに会えないのです。

 

ここがFF7の妙にリアルなところ。

人は死んでしまったら本当に二度と会えなくなるからね。ゲームみたいに生き返らないんだよ。生存ルートなんてないよ。FF7はゲームのくせにそこに忠実でした。(ザックスも)

 

またそのせいか、ACでもエアリスの出番は少ない。ティファに比べて極端に少ない。めったにお目にかかれない存在になっています。顔もなかなか見れない。でも彼女の出番が少ないのも、ワザとなのではないかな?と思うところがあります。

 

クラウドもずっと後悔していて会いたいと思っている。でも会えない。それがプレイヤーの気持ちとシンクロします。めったに会えないからこそ、エアリスが美しく愛おしくなります。だからACの最後にやっとエアリスの顔を見れたときは、「やった~エアリスの微笑み見れた~」クラウドと一緒に口角があがってしまいました。

 

死んでしまったのは本当に悲しいけれど、だからこそ彼女の魅力が最大限に引き出されているのかもしれません。

つづいて、エアリスがもし生きていたらどうなっていたか…について考えてみたいと思います。