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【考察】エアリスの運命はどうなるか展開の予想と整理

FF7REBIRTHの発売が近づき、「エアリス生存」の有無について様々な考察を目にするようになってきている。そこで予想されている展開について一つずつ、可能性の有無の確認していきたいと思う。メモレベルで恐縮だが、興味のある方はどうぞ。

 

FF7REBIRTHでエアリス関連で予想できる展開は…

1.エアリスは生存する

2.エアリスは従来通り死亡する

3.ザックスのいる世界線ではエアリスは生存

4.エアリス生存ルート&死亡ルートのマルチルートを選べる

 

あたりかなと思う。これらの可能性の有無について自分なりに考えてみた。

 

1.エアリス生存

早速だが、これは実現する可能性はかなり高い。

なぜなら…

 

①「フィーラー」という設定をすでに出してしまったから

 

ただ原作準拠でリメイクを作るだけならフィーラー(運命の番人)なんてキャラはださなくていいのである。

いくら今更原作廚が「エアリスが死んでこそFF7!」とか言ってももう遅いのである。もうフィーラー出てる時点で原作の頃のFF7ではない。そういう原作廚は思い出の中でじっとして原作プレイしていてください、と公式に言われたようなもの。

 

「原作準拠」という選択をもうすでに一作目のリメイクで捨ててしまっているFF7リメイク。アドベントチルドレンに続く世界線をフィーラーを倒す直前に「捨てようとしている未来」とレッドXIIIが表現している。このことから間違いなく原作通りにはならない。

 

また、開発者のインタビューで「大きくは原作と流れは変わりません」「原作にあるシーンは再現してます」みたいな内容があるが鵜呑みにしてはいけない。

 

なぜなら、リメイク一作目でも同じようなことを言っていたからだwwwそれで蓋開けたら設定変わってたりフィーラー出て炎上したからwww

 

インタビューにある「大きく原作との流れは変わらない」の「大きく」がどれくらい大きいのかだが「町を全部回ってセフィロスを倒す!(ただしエアリスもパーティーいれます)」っていう意味でも通ると思ってるのかもしれない。

 

「原作にあるシーンは再現する」についても、原作と違う展開にしながらも原作にあるシーンをムービーとして流すことは十分可能である。例えば、クラウドがフラッシュバックを起こして原作のシーンを流す…とかwってかなんでクラウドは未来のシーンのフラッシュバックとかしてんだろうねwwwその時点でもう原作準拠でもなんでもないんよwww

 

だからスクエニさんの言うことは鵜呑みにしてはいけません。

 

②主題歌がエアリス助けたいって内容だから

 

そしてなにより、リメイク主題歌Hollowは、クラウドがエアリスを失った悲しみを歌った曲であり、歌詞に「気づくのは早ければ抱きしめられたかい?」「もう一度輝け、もう一度だけでいい」「今度は離しはしない」とある。主人公クラウドの個人的な目的は「エアリスを救うこと」だと想定できる。

 

更に、リバース主題歌No promises to keepはエアリスからクラウドへの曲で「この手をつかんで離さないで」と歌っている。

 

③エアリスを犠牲にして星が助かることは物語としてよくないから

シナリオライターの観点で考えたときに、エアリスを犠牲にする代わりに、他のみんなが幸せになるなんて結末にするのは、ありえない。あまりにもくだらないストーリーになってしまうからである。

 

なぜならエアリスは「セトラの末裔」。自然と共に生きて、争いを好まずに、命の巡りを大切にし星を守り続けた、従来の星の種族だ。その星の象徴だった種族が滅びようとしている。エアリスが最後の一人だ。

そんなエアリスは星のために自己犠牲でホーリーを唱えに行く。セトラとして生まれた運命だからと言って。

 

誰よりも星と自然を愛した種族の最後の一人が、死ぬ=星の滅びを意味している。とは思わないだろうか。人間たちはこの最後の一人を犠牲にして生き延びたとして、星が繁栄していくとは考えにくい。

(エアリスが死んだアドベントチルドレンの世界線では星は静かに滅んでいく、という風にリメイクで説明もある。)

 

 

逆に、クラウドたち「人間」はセトラとは違い、魔晄を吸い上げて星を枯らしてきた種族だ。星が滅びようとしているのは本当にセフィロスのせいなのか?元をたどれば魔晄のために星を枯らし、更にはセフィロスという人造人間を研究によって無理やり作り出した人間たちのせいだ。よって星が滅びたとしても自業自得だ。

 

そんな人間たちが、セトラのエアリスにすべて背負わせ犠牲にさせ星を救ったストーリー。なんとも陳腐だ。たぶん人間たちがこの時点で生き延びてもどうせこいつらは懲りずに星の自然を破壊し続けて同じことを繰り返して星は滅びるだろう、となる。結局全部エアリス任せ、自分で解決しろよ人間wセトラ絶滅で星終わりだわwの失笑ものの展開である。

 

 

 

だから今回のFF7REBIRTHでは「救う世界に、君はいるのか」がキャッチコピーとなっているのではないか。セトラを犠牲にして救った世界は、本当に救われたと言えるのか。プレイヤーに考えてみてほしいのかもしれない。

 

2.エアリスは従来どおり亡くなる

この展開を予想する人もちらほらいる。「エアリスが亡くなっていないとFF7じゃない!」と考える人たちがいるようだ。

 

しかし、エアリスが従来通り亡くなる可能性はかなり低いと考える。その主な理由は上に書いたとおりだが…

 

2作目で、もしかしたら一度亡くなる流れはあるかもしれない。そのほうが原作通りのムービーを今の映像技術で再現することでプレイヤーの心を揺さぶれるからだ。

しかし、亡くなったので3作目は原作通りエアリスは一切出てきません、原作準拠です。なんてアホな展開はしないと考えてほぼ間違いない。

 

なぜなら「今までのフィーラーはなんだったんだよ!?なら全部最初から原作準拠でリメイクしろ!」ってなるから。REBIRTHをプレイしたユーザーは「フィーラーも倒して原作にない新しい冒険をさせて期待させといて、あと一歩でやっぱり救えなかった…!」という悔しさが植え付けられることになる。

そういうユーザーの気持ちにこたえる流れて、3作目でエアリスに再会できる展開にすることで売り上げを確保するという形であれば十分あり得る展開だと考える。

 

3.ザックスのいる世界線ではエアリスは生存

リメイクは、パラレルワールド?的な設定になっているみたいなので「もしかしてクラウドの世界線では死んでも、ザックス生存の世界線ではエアリスは生存してザックスと新たな冒険を始める」みたいなこともありえる?

 

まあ、ほぼないだろう。

 

鬱設定のアドベントチルドレンや公式小説を書いたシナリオライター視点で考えたときに、今更「死」の概念が軽くなるような展開にするとは思えないからである。

クラウド母が死んだときの「喪失」、エアリスが死んだときの「喪失」。死んだ人はライフストリームに帰るけど、二度と会えない苦しみ。それがクラウドの「悲しみと怒り」となり、セフィロスの力となる。でもいつか約束の地に行けたなら…愛する人と再会できるかもしれない。というのがFF7の設定なのだ。

 

そういったことをずっと描いてきたのがFF7なのである。

それがパラレルワールドになったから、人が死んでも向こうの世界で目覚めたら、ずっと描いてきた死に対する概念が変わってしまう。「いや、エアリスは別世界線でぴんぴんしてるから死んでるって言えるの?死ってなに?今まで引っ張ったのは何?どこで泣けばよかったの?」

 

こんな感想になる懸念がある展開である。この辺をうまくまとめあげてうまくハッピーエンドにもって行くことができればこの展開もありなのかもしれないが…。そもそも、ザックスが本当に生存したのかどうかもまだ全然安心できない、怪しいとオレは感じている。

 

4.エアリス生存ルート、死亡ルートを分岐させマルチルートを選べる

「エアリス生存ルートなんか見たくない!」というプレイヤーの声にこたえてマルチエンドにするかも、みたいなこともありえるのだろうか?

 

まあないだろうwww

「エアリス死んでる版も出しときますね」って、一般の感覚で見たらサイコパスだろwwwエアリス生存見たくない!死んでてほしい!ってどんだけ性格悪いんだよwwwとなる。

 

そんなマルチルート作るなら最初からただの原作準拠のリメイクを作っておき、2週目以降やDLCでエアリス生存ルートあり(ドラクエ11みたいなかんじ)などすれば荒れなかったのに。やれやれ、といった感じだ。